Vol.20|志望動機は「会社を褒めること」ではない
- MUGENグループHR 森

- 12 分前
- 読了時間: 4分

面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問。
「なぜ当社を志望したのですか?」
この質問に対して・・・
「御社の理念に共感しました。」
「研修制度が充実しているからです。」
「職場の雰囲気が良いと感じました。」
このように答えていませんか?
もちろん、これらが悪いわけではありません。
しかし、それだけでは面接官が知りたいことに十分答えられていません。
なぜなら、志望動機とは「会社の良いところを伝えること」ではないからです。
■面接官が知りたいのは「なぜ、あなたが?」
例えば、あなたが「研修制度が充実しているところに魅力を感じました。」と言ったとします。
すると面接官は、もう一歩先を知りたくなります。
「なぜ、あなたは研修制度を大切にしているの?」
「理念に共感しました」も同じです。
「なぜ、その理念に共感したの?」
ここに、あなた自身の経験や価値観が入って初めて、志望動機になります。
会社の魅力を説明するだけなら、他の就活生にもできます。
面接官が聞きたいのは、「あなたが、なぜこの会社を選んだのか」なのです。
■「自分」と「会社」をつなげよう
良い志望動機には、自分の価値観 ✕ 会社の特徴という共通点があります。
例えば、「私は部活動で、仲間と切磋琢磨しながら成長することに大きなやりがいを感じてきました。そのため、就職活動でも一人で成果を追う環境ではなく、チームで学び合い、成長できる会社を探しています。説明会で御社の研修制度やチームを大切にする考え方を知り、自分が大切にしてきた価値観と重なると感じ、志望しました。」
ここまで話せると、「研修制度が充実しているから志望しました。」とは、伝わり方が大きく変わります。
大切なのは、会社の特徴そのものではありません。
「その特徴が、なぜ自分にとって魅力なのか」まで伝えることです。
■「どこでも言える志望動機」になっていないか?
志望動機を考えたら、一度チェックしてみてください。
会社名を別の企業に変えても成立する内容になっていませんか?
「人の役に立ちたい。」
「成長できる環境だと思った。」
「研修制度に魅力を感じた。」
「企業理念に共感した。」
これだけでは、多くの会社に当てはまってしまいます。
大切なのは、「なぜ、この会社なのか?」を自分の中で掘り下げることです。
そのためには、ホームページを見るだけでなく、説明会や会社見学、社員との会話などを通じて会社を知ることも大切です。
実際に見て、聞いて、感じたことは、あなたにしか話せない志望動機になります。
■志望動機は3つのステップで考える
志望動機に悩んだら、次の順番で考えてみましょう。
① 自分は何を大切にしているのか?
仕事、成長、人間関係、貢献、挑戦など、自分が会社選びで大切にしたい価値観を考えます。
② なぜ、それを大切にしているのか?
部活動、アルバイト、学校生活など、そう考えるようになったきっかけを振り返ります。
③ なぜ、この会社なら実現できると思ったのか?
理念、仕事内容、教育制度、働く人、社風、キャリアなど、自分の価値観と会社との接点を見つけます。
この3つがつながると、志望動機は一気に「あなたらしい言葉」になります。
■自分も企業を選ぶ
以前にお伝えしたように、面接は企業から一方的に評価される場ではありません。
皆さんも、これから自分が働く会社を選ぶ立場です。
「有名な企業だから。」
「給料が良いから。」
「休みがとりやすそうだから。」
「なんとなく雰囲気が良さそうだから。」
このように目先の動機で企業を選んでしまっては失敗し、後悔します。
「自分はどんな社会人になりたいのか?」
「そのために、どんな環境で働きたいのか?」
ここまで考えてみてください。
志望動機を考えることは、会社に気に入られるための準備ではありません。
自分の将来と向き合い、会社との接点を見つけるプロセスでもあるのです。
■最後に
志望動機で大切なのは、会社を褒めることではありません。
「私はこういう人間です。」
「こんな経験から、こんなことを大切にしています。」
「だから、この会社で働きたいと思いました。」
この一本の線をつくること。
上辺の言葉・上手な言葉を並べる必要はありません。
企業のホームページに書いてある言葉を覚える必要もありません。
あなた自身の経験や価値観と、その会社を選んだ理由を、自分の言葉で伝えてください。
志望動機とは、「会社の魅力」を語るものではなく、「自分と会社がなぜ合うのか」を語るもの。
これが、志望動機を考えるうえで大切なポイントです。
■次回予告
「逆質問は、あなたから企業への面接」
「何か質問はありますか?」をチャンスに変える。
自分に合う会社なのかを見極めるための逆質問について解説します。
株式会社 夢現
MUGENグループ
人事部 森



コメント